ビジネスモデルという言葉は知っている方も多いと思います。
では、ビジネスモデルって何でしょうか?
また、ご自身の事業所のビジネスモデルはどうなっているのでしょうか?
ビジネスモデルを一言で表すと、
「儲けの仕組み」です。
ビジネスモデルの中身の前に、介護事業所ってビジネスモデルは存在するのでしょうか。
介護事業の特性として、収入は保険点数で決まっています。
そして、サービスの提供時間、提供するサービス、
事業所規模で集客人数の上限も決まっている。
つまり、自分たちの創意工夫で儲けを青天井のごとく増やしていく仕組みが作りづらい事業特性です。
だから、経営よりも運営に近くなりがちな業界だと思います。
でもだからこそ、経営視点を持ち、ビジネスモデルを考えて他事業所と差別化を図る必要があると思います。
上記は、経営戦略とビジネスモデルの図解です。
ビジネスモデルを考える前に経営戦略を考える必要があります。
ビジネスは、制度や市場・競合といった環境に影響を受けながら展開するからです。
経営戦略図の最上位は経営理念です。なんのために事業を展開するのか、という価値観の部分です。
ここと、ビジネスモデルの中心部の提供価値はリンクします。
自分たちの組織は、こういう使命を果たすため存在しています。
その使命を果たすために、このような価値を提供していきます。
ということです。
ストーリー展開のようですね。このようにストーリー展開する方が、従業員へも浸透しやすいですし、
このストーリー作りに従業員も参画してもらうと、より強固なものになっていきます。
離職原因のトップ3に入っているのは、「経営者の方針がみえないから」です。
ストーリー作りへの参画は、経営方針の浸透が図れ、定着率向上につながります。
では、どのようにこの図を活用し、ビジネスモデルを構築して差別化していくのか、
デイサービスを例にまた次回お伝えしていこうと思います。